武士が嗜(たしな)むものとして、剣術、弓道、槍などを総称して「武芸十八般」。
歌舞伎の主要演目を「歌舞伎十八番」というものがあった
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様々なところで、縁起がいい言葉としてこの「十八」が使われていた。
今でも、得意ナンバーとする歌が出てくると、
「待ってました十八番!」などというかけ声がかかったりする。
そして、江戸時代には、この「十八」を使った人物たちを表わす言葉に、
「十八大通(だいつう)」なるものがあった
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これは、何事においても、その道の「通(つう)」と称される「十八」の人物たち。
職業的にはおもに「札差し」が大半を占めた。
この人たちは米の流通を商う商人で、破格の利鞘と利権を持っていた。
カネにものをいわせて、歌舞伎はもちろんのこと
琴、能、踊、浄瑠璃などの遊び事、芸事に夢中になっていたという。
特に、田沼意次の時代は、賄賂などが横行した時代。
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彼らの行動は際立っていた。
また「十八番」と書いて「おはこ」と言ったのは、
茶道具などの名品の箱に作者や鑑定家が認定する言葉を書いた「箱書き」
が由来となっている。
「箱書き」すなわち「推奨品」というところだろうか。
古い茶道具などは、この「箱書き」がモノを言う。
「箱書き」があっても素人ならば、コロッとダマされるところがある。
もう長寿番組となった『開運 なんでも鑑定団』というテレビ番組には、
こういった素人が数多く出てくる。
よくあることだが、自信満々で掲げた数字と似ても似つかぬ低い評価額が出る。
落差が大きければ大きいほど番組としてはオイシイ。
言っちゃナンだが、「人の不幸は蜜の味」!?